大手ガス会社の連絡先や、ガス会社ごとの管轄都道府県をまとめています。
また、都市ガスとプロパンガスの違いや、ガスの自由化によるガス会社選びの変化についても合わせてご紹介しています。
ガス事業者とは
ガス事業者は、家庭や企業にガスを供給している企業のことを指します。
主に都市ガスやプロパンガス(LPガス)を取り扱い、ガス製造や販売、輸送、ガスの保守管理などを行っています。
また、再生可能エネルギーの導入など、環境への不可を軽減する運動に取り組んでいる事業者も存在します。
都市ガス|連絡先一覧
現在、都市ガスの大手ガス会社は4社です。
- 東京ガス
- 東邦ガス
- 大阪ガス
- 西部ガス
それぞれの管轄都道府県は下記のとおりです。連絡先や各事業所はリンクから確認できます。
また、大手ガス会社4社だけでなく、お住まいの地域によって管轄する都市ガス事業者は異なります。
ガス会社と対象地域は、日本ガス協会のガス事業者検索から調べることが可能です。
プロパンガス|連絡先一覧
自宅が都市ガスではなくプロパンガス設備の場合、プロパンガスを供給する事業者と契約する必要があります。
プロパンガスを提供している事業者は地域ごとに複数あるため、お住まいのエリアに供給を行っている事業者を選択しましょう。
各地域のプロパンガス事業者は、プロパンガス会社検索から確認ができます。
都市ガスとプロパンガスの違い
日本の家庭で主に使用されているガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類です。
それぞれに特徴や利点があります。
都市ガス | プロパンガス | |
---|---|---|
成分 | 主にメタンを主成分とする天然ガス | 主にプロパンとブタンを主成分としている液化石油ガス |
供給方法 | ・ガス会社が供給するガスパイプを通した供給 ・主に都市部や人口密度の多い地域に広く供給 | プロパンガスの入ったガスボンベを、各家庭や事業所に個別に配送・供給 |
メリット | ・プロパンガスよりも安価 ・パイプラインを使用しているため供給が安定 | ガスボンベの設置のみで利用ができるため導入が容易・災害時でも供給が途絶えにくい |
デメリット | ・ガス管の敷設やメンテナンスにコストがかかる ・地方や人口の少ない地域での導入が困難 | 都市ガスに比べて料金が約1.5~2倍ほど高くなる場合が多い |
ご家庭の設備が、都市ガスかプロパンガスかによって選択できるガス会社も変わってきます。
これから引っ越しをお考えの方は、これらの情報を踏まえたうえで、物件がどちらのガスを使用しているのかを確認しましょう。
2017年4月からガスの自由化が開始
これまで日本ではお住いのエリアによって契約するガス会社が決められており、都市ガスの供給市場は地域ごとのガス会社が独占している状態でした。
そこで、地域独占体制を解消し競争を促進させるため、2017年4月にガス小売全面自由化、いわゆるガス自由化がスタートしました。
ガスの自由化よる変化
ガス自由化による大きな変化のひとつとして、消費者がガス会社を選択できるようになった事が挙げられます。
自由化後、複数のガス供給会社が市場に参入し、各ガス会社ごとに多様なサービスや料金プランを提供するようになりました。
これにより、消費者は自分のライフスタイルやニーズに合わせた最適なガス会社を選択できるようになっています。
ガス自由化によりガス代を抑えられる可能性がある
価格競争が激化すると、各ガス会社は価格を下げようと努力します。
そのため、選択するガス会社によっては大手ガス会社よりも安価な料金でガスを利用できる可能性があります。
ガス代を抑えるためには複数のガス会社の料金プランを比較検討し、ご自宅のガスの使用状況にあったプランを選ぶことが大事です。
ガス会社によっては電気とガスをセットで契約することで割引を行っていることもあるので、自分にあったガス会社を選択しましょう。
都市ガスの手続きは電気ガス開始窓口へ
大手ガス会社のカスタマーセンターは繋がりにくい場合があります。
忙しくてなかなか時間が取れない方や、ガスの開通をお急ぎの方は電気ガス開始窓口「📞0120-172-317」をご利用してみてはいかがでしょうか。
電気ガス開始窓口は新ガス・新電力の紹介・取次サービスです。東京ガス・東邦ガス・大阪ガス・西部ガスエリアにお住まいの方は、ガス会社のご案内が可能です。